今やYouTubeなどで人気コンテンツとなったVTuber。
可愛いキャラやかっこいいキャラになりきって顔出しせずに配信を視聴者と楽しめます。
とはいえ本格的にVTuberを始めるには、高いスペックのPCが必須になります。費用としては15万円以上と高額です。
なので費用を抑えるためにも、スペックは最低限で抑えたいと思うはず。
今回はそんな方に向けて、VTuberを始めるのに必要なPCの最低限のスペックなどを解説していきます。
- 必要な最低限スペック
- 最低限スペックで始める注意点
- 個人VTuberのPCスペック
- PCの選び方
- おすすめPC
本記事を読めば、VTuberを始めるのに必要な最低限スペックや注意点、VTuberにおすすめPCまで知ることができます。
ぜひ今回の記事を参考にして、できるだけ費用を抑えてVTuberデビューしましょう!
VTuberを始めるのに必要な最低限スペック
CPU
CPUとはPCの脳みそのようなもの。CPUの性能が低いと、PCの動作が遅くなります。最悪の場合、画面がフリーズする現象も起こります。
特にVTuberの配信は処理が重くなりがちで、CPUの性能が低いのは致命的と言えます。
CPUの性能が高ければ動作も快適ですし、見ている視聴者もストレスなく配信を楽しめるメリットがあります。
CPUはVTuberとして配信をするなら、できるだけ高いスペックをおすすめします。
購入後に外付けもできないので、やり直しが効かないためです。
今回は最低限のスペックをご紹介しますが、予算に余裕があれば少し高めのCPUを選びましょう。
【CPUの最低限スペック】
Core i5 12400F
Core i5 13400F
VTuberのキャラを動かすだけでなく、配信ソフトやゲームをすることを考慮しても、上記の最低限スペックは必須になります。
快適にVTuberとして配信するためにも、今回紹介したCPUスペックは用意しておきましょう。
メモリ
メモリはPCが処理したデータを一時的に保存する役割があります。一時的に保存することで、同時に沢山のシステムを動かすことが可能になります。
VTuberの配信で例えると、キャラデザインを動かしながら配信ソフト、場合によってはゲームも同時に処理しないといけません。
メモリが不足していると、配信が停止やゲームのフリーズを招きます。
配信の不具合が多いと視聴者もストレスが溜まり、ファンが集まりにくくなるかもしれません。できるだけメモリは多く積むようにしましょう。
メモリの最低限スペックは以下の通り。
【メモリの最低限スペック】
16GB以上
CPUと同様にメモリが不足すると、動作が遅くなりストレスを感じやすくなります。
最低限スペックとして16GB、予算に余裕があれば32GB~を検討しましょう。
VTuberは同時に動かすソフトが多め。スムーズに作業できるように、メモリは多めに用意したいですね。
グラフィックボード
グラフィックボードは、主に画面の処理を行うパーツになります。
高画質の配信やゲームをするには、高いスペックのグラフィックボードが必須になります。
画質の良さはゲーム実況の面白さにも影響することなので、できるだけ良いグラフィックボードを選びましょう。
グラフィックボードのスペックが低いと、配信映像にカクつきが発生します。
また、ゲーム実況でもグラフィックボードの低さは致命的です。ゲーム画面が見づらいだけでなく、せっかくのゲームの良さが伝わりにくくなります。
最近では高画質のゲームも増えています。グラフィックボードは最低限とはいえ、できるだけスペックの高い物を選びましょう。
【グラフィックボードの最低限スペック】
GeForce RTX 3060 Ti
GeForce RTX 4060 Ti
費用は5万〜6万円ほどになります。少し高額ですが、VTuberの配信やゲームをするには必須のPCパーツです。
最低限スペックとはいえ、惜しみなく予算を使いましょう。
また、グラフィックボードは値段が変動しやすい傾向にあります。今後高くなる前に、早めに購入しておきましょう。
PCモニター
PCモニターはVTuberの配信には直接的な影響はありません。
ですが、大きめサイズのPCモニターを選べば、作業のしやすさに直結します。
絶対ではありませんが、予算に余裕があればPCモニターも大きいサイズを選びたいところですね。
PCモニターの最低限のサイズは以下の通り。
【PCモニターの最低限スペック】
24インチ以上
24インチは仕事用で使われている一般的なサイズであり、VTuberのような複数のシステムを同時に動かす場合におすすめです。
また余裕があれば、同じサイズのPCモニターをもう一台購入しましょう。
2台のPCモニターがあれば作業が快適になります。予算に余裕があればぜひ検討してみましょう。
Vtuberを最低限スペックで始める注意点
注意点①:フリーズや配信停止のリスクがある
VTuberを最低限スペックで始めると、スペック不足からフリーズや配信停止になるリスクが高くなります。
最低限のスペックであり、少しでも想定外の負荷がかかると危険な領域です。
また、快適にVTuberの配信ができるとは言えないスペック領域とも言えます。
少しでも最低限のスペックに不安があれば、若干高めのスペックを選ぶようにしましょう。もちろん費用が増えますが、PCの買い直しよりはマシです。
”安物買いの銭失い”にならないよう、最低限のスペックよりも高めのスペックを選ぶことをおすすめします。
今回はフリーズや配信停止のリスクが低くなるスペックもまとめました。
絶対ではありませんが、最低限スペックよりかは安心できるはずです。
VTuber配信におすすめなスペックは以下の通り。
CPU:Core i7-12700
メモリ:32GB
グラフィックボード:GeForce RTX 3070
配信の強制停止やフリーズはVTuberにとって致命的です。
出来るだけリスクを抑えるためにも、高めのPCスペックを選ぶことをおすすめします。
注意点②:できるゲームが限られる
PCが最低限スペックだと、できるゲームが限られます。
特にグラフィックボードが最低限で選ぶと、かなり出来るゲームが限定的になってしまいます。
できるゲームだけで良いのでは?と思われるかもしれませんが、それは間違いです。
VTuberの配信などは流行りに乗っかることで、ファンを増やしやすくなります。
特にゲームは流行の入れ替わりが激しく、古いゲームばかりだとファンは増えにくい傾向にあります。
人気ゲームが発売したのにスペック不足で配信できない…なんてことになったら、ファンを獲得できるチャンスを逃してしまいます。
なので、どんなゲームでもすぐに配信できるようなPCスペックが理想です。
ゲーム実況や配信ができる余裕のあるスペックを選びましょう。
注意点③:VTuberのクオリティが低めになる
PCが最低限だと、配信で動かせるVTuberのクオリティにも差が開きます。
2Dであれば大きな差は感じませんが、3Dとなると高いPCスペックが要求されます。
3Dにした途端、カクついて配信にならない…なんてトラブルは避けたいところです。
大手VTuber事務所ほどのクオリティの高さは必要ありませんが、視聴者が見やすいレベルのクオリティは維持するようにしましょう。
有名VTuberが使用しているPCスペック
有名VTuberのPCスペックを調べてみました。
※当サイト調べ
※2024年1月現在
渋谷ハル
CPU:Core i9-13900KF
グラフィックボード:RTX4090
胡桃のあ
CPU:Core i9-12900K
グラフィックボード:RTX 3070
メモリ:32GB
一ノ瀬うるは
CPU:Ryzen 9 5900X
グラフィックボード:RTX 3080
VTuberにおすすめPCの選び方
選び方①:信頼できる販売サイトで購入する
VTuberにおすすめPCを購入するなら、信頼できるPC販売サイトを選びましょう。
VTuberの配信で求められるPCのスペックは高く、必然的に掛かる費用も増えてしまいます。
良く分からないサイトで購入すると、不良品のリスクも高くなります。
一般的に信頼できるPC販売サイトのポイントは以下の通りです。
- 口コミで高評価を得ている
- CMなどで既に有名な販売サイト
- 保証サービスが充実している
まず重要なのが、PC販売サイトが口コミで高評価を得ているかどうかです。
「不良品が届いた」「対応が遅かった」などの口コミがあるPC販売サイトは危険と言えます。
まずはPC販売サイトに関する口コミを、SNSや掲示板で調べてみましょう。
次にCMなどで既に有名になっているPC販売サイトを選ぶことが重要です。
知名度だけで選ぶ必要はありません。ですが、CMなどの宣伝をしている販売サイトは、大手会社に多い傾向があり、比較的クリーンなイメージがあります。
最後に販売サイトで、保証サービスが充実しているかを確認しましょう。
しっかりしたPC販売サイトでも、初期不良のトラブルの可能性は十分にあります。
返品や故障などの保証サービスは確認し、必ず加入しておくことをおすすめします。
選び方②:自由でカスタムできるBTOパソコンを選ぶ
VTuberを始めるPCを選ぶなら、BTOパソコンを購入しましょう。
BTOパソコンとは、受注生産で作成するPCのことを言います。
簡単に説明すると、自由にスペックをカスタマイズできるPCという訳です。
BTOパソコンを選べば、部分的なパーツだけスペックを上げることができるので、VTuberの配信に特化したオリジナルPCを作成できます。
例えばゲーム実況をメインにVTuber配信をしたい場合、CPUやメモリは控え目にして、グラフィックボードの高いスペックを選べます。
ただし、BTOパソコンには、それなりのPCに関する専門知識が必要です。パーツごとの役割をしっかり覚えておく必要があります。
とはいえ、そこまで難しい内容でもありません。このパーツはこんな役割があるんだ..ぐらいで十分だと思います。
最近ではBTOパソコンの販売サイトも増え、初心者の方でも選びやすいように工夫がされています。
販売サイトによっては、VTuberをすぐに始められるセット販売もしているので、ぜひそちらも検討してみましょう。
選び方③:スペックは妥協しない
VTuberを始めるPCは、スペックは妥協してはいけません。
PCはパーツによっては、買いなおしが効かないケースもあります。
最悪の場合、PCの買い直しや返品をしなくてはなりません。
購入してからスペック不足だった…という事態を必ず避けるためにも、スペックは妥協しないようにしましょう。
とはいえ予算の範囲でスペックを選ぶことも重要です。予算が厳しい場合は、どれを優先して購入するか慎重に選びましょう。
アドバイスとしては、メモリやストレージは控え目でも良いかも知れません。
メモリやストレージは後付けできるので、例えスペック不足でもやり直しが効くためです。
逆にCPUやグラフィックボードの取り換えは、専門知識が必要なので慎重に選びましょう。
選び方④:有名VTuberがおすすめしているPCも参考にする
VTuberがおすすめしているPCスペックも参考にしてみましょう。
大手事務所のVTuberなどは、使用しているPCスペックを公表している場合があります。
本格的な機材が多い傾向ですが、実際にVTuberが使用しているスペックなので安心できるメリットがあります。
全く同じスペックを選ぶ必要はありませんが、できるだけ近いPCスペックを選ぶことで、快適に配信ができる可能性が高いです。
また、好きなVTuberがいるのであれば、使用しているPCスペックを調べてみるのもアリです。
同じPCスペックを選べば、モチベーションアップも期待できますよ。
選び方⑥:デスクトップPCを選ぶ
VTuberを始めるPCは、デスクトップ型の一択と言えるでしょう。
PCはノートとデスクトップの2種類のタイプに分けられますが、同様スペックだとデスクトップの方が安く抑えられます。
デスクトップはモニターのサイズも変更できますし、キーボードなどのデバイスも変更できるのがメリットです。
デスクトップは持ち運びができないデメリットがありますが、VTuberの配信を外で行うケースは非常に稀だと思います。
VTuberの配信をする場合はノートPCにする必要性はないので、必ずデスクトップPCを選ぶようにしましょう。