今や人気コンテンツとなったVTuber。最近では配信の域を超えて、テレビやCMなどのメディアでも見るようになりました。
そんな夢のあるVTuberに憧れる人も増えていると思います。
そこで今回はVTuberの始め方から必要な費用まで解説していきます。
・VTuberを始める具体的な流れ
・必要な機材と相場について
・費用を安く抑えるコツ
・VTuberにおすすめのPC
今回の記事を読めば、VTuberデビューを簡単にすることができます。
VTuberに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではいってみましょう！
VTuberとは？
VTuberとはバーチャルユーチューバーの略称であり、顔出しをせずに2Dまたは3Dモデルを動かして配信をする活動者のことを言います。
バーチャルで活動するユーチューバーという意味でVTuberと名づけられましたが、現在ではYouTubeに限らず、ツイッチやツイキャスなど様々な配信サイトでも見るようになりました。
最近では配信サイトを超えて、テレビやCMにもVTuberが登場するようになりました。
2023年の紅白歌合戦でもVTuberが登場して話題を集めました。
このようにVTuberは単なる配信者にとどまらず、無限の可能性を秘めている職業です。
VTuberはどんなジャンルでも活躍できるチャンスがあるので、今ではチャレンジする人も非常に増えています。
またVTuberは昔と比べて参入がしやすくなりました。VTuberが流行りだした当時は、高度な技術と機材が必要でしたが、現在ではスマホ1台でもVTuberになれる時代です。
VTuberはゲーム実況や企業PR、アイドルとしても活躍できる自由のある職業です。
ライバルも多いですが、興味がある方はぜひ、VTuberにチャレンジしてみましょう。
VTuberを始める流れ
ステップ①：必要な機材を揃える
VTuberデビューをするなら、まずは必要な機材を揃えていきましょう。
- PC
- マイク
- マウス
- キーボード
- モニター
- ゲーム機
最初に用意するのはPCです。
VTuberデビューに必要なPCのスペックは高めで、価格としては15万以上を考えておきましょう。
高いと感じると思いますが、低いスペックを購入しても配信が成り立たないので、割り切ることが大切です。
また求められるPCのスペックも若干細かく、高い価格であれば良いという訳でもありません。
具体的にはCPUやメモリ、グラフィックボードなど慎重に選ぶ必要があります。
PC初心者でどれを選べば分からない方は、下記の記事でVTuberデビューに必要な最低限スペックなどを詳しく解説しています。
こちらも合わせて参考にしてみてください。
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PCを購入したら、次はPCの周辺機器を揃えていきましょう。
主に用意するのはマイク・マウス・キーボード・モニターの4つです。
VTuberデビューするのに特に条件はありませんが、使いやすい高性能な機器を選ぶことが重要です。
マイクなら高音質、マウス・キーボードなら使いやすさ、モニターなら大きいサイズに注目して選んでいきましょう。
最後に用意しておくべきなのは、ゲーム機になります。
今やほとんどのVTuberがゲーム実況をしてファンを獲得しています。
有名なゲームから最新のゲームまで、すぐに配信できるようにゲーム機は買っておきましょう。
2024年現在では、switchやps5を買っておけば問題ありません。
今後異なるゲームが登場した場合には、追加で購入していくようにしましょう。
機材ごとの費用に関しては後述しています。合わせて参考にしてもらえればと思います。
ステップ②：キャラクターデザインを作成
VTuberデビューするには、キャラクターデザインを制作する必要があります。
可愛いデザインからかっこいいデザイン、独特なデザインなど自分が好きなキャラクターデザインを作成していきましょう。
VTuberのキャラクターデザインは衣装を除き、途中で変えることはほぼありません。なので慎重にデザインを考える必要があります。
また、キャラクターデザインも、2Dと3Dが存在しています。
比較的簡単なのは2Dですが、可能であれば3Dモデルを作成すればクオリティを上げられますね。
VTuberのキャラクターデザインを自分で作れない…という方は外注で他の人に制作を頼んでみるのもアリです。
費用が掛かりますが、絵の才能がなくてもクオリティの高いキャラクターデザインを手に入れることができます。
VTuberのキャラクターデザインを外注する方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
合わせて参考にしてみてください。
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ステップ③：必要ソフトをダウンロード
機材とVtuberのキャラクターデザインができたら、次は配信に必要なソフトをダウンロードしていきましょう。
今回はVtuberに限らず、多くの配信者に愛用されているソフトを厳選しました。
- 配信ソフト【OBS studio】
- 動画編集ソフト【Adobe プレミアプロ】
- アニメーションソフト【nizima LIVE】
まず重要なのは配信ソフトです。別名キャプチャーソフトとも言われており、配信するには必須のソフトになります。
今回紹介する配信ソフトはOBS studioです。無料で使えて、使いやすさや機能性の高さが魅力の配信ソフトになります。多くのVTuberが愛用している配信ソフトになります。
次に必要なのが動画編集ソフトです。配信だけなので不要なのでは？と思われますが、VTuber活動をするには、配信だけではファンは集まりにくいです。
現在はショート動画の作成も必須であり、動画の編集をするために編集ソフトは用意しておいて損はありません。
最後にアニメーションソフトも、VTuberデビューするなら揃えておきましょう。
アニメーションソフトを使うことで、キャラクターを動作に合わせて動かすことができます。
ステップ④：配信サイトを決める
VTuberデビューに必要な機材とソフトが揃ったら、どの配信サイトで活動するかを決めましょう。
とはいえ選ぶ配信サイトに正解不正解はありません。
YouTubeなどの人気配信サイトはファンを獲得しやすいですが、その分競合が多い印象です。
最近ではツイッチなどの配信専用サイトも盛り上がりを見せており、自分の配信スタイルとの見極めが重要です。
ただし悩みすぎても意味がありません。VTuberで人気になるには行動あるのみです。
人気のVTuberはどの配信サイトでも人を集められます。配信サイトに囚われず、自分自身の面白さを追求していきましょう。
参考までに現在人気の配信サイトをまとめてみました。紹介した中から興味のある配信サイトを決めましょう。
- YouTubeライブ
- ツイッチ
- ニコ生
- ツイキャス
補足として収益性などは気にしなくて良いです。
収益化はすぐにはできませんし、人気がでてから収益性の高い配信サイトに移動しても良いためです。
ステップ⑤：配信・動画投稿を開始する
機材や配信サイトなどが決まったら、いよいよ配信開始です！
最初は当然人が集まりませんし、喋る内容もコメントも少ないでしょう。
ただし、最初の段階は続けることが大切です。常に誰かは見てくれているという気持ちを持って、まずは自分自身がVTuberの配信を楽しみましょう。
もし配信が不安な方は、動画投稿から始めてみるのもおすすめです。
動画投稿であれば、ゲームの実況をすれば良いだけなので、コメントや同接人数もありません。
また見てくれる視聴者が集まった段階で配信を始めれば、ある程度のコメントや同接人数も期待できます。
VTuberの配信スタイルに正解はありません。
人気VTuberも誰かに習って有名になった訳ではなく、試行錯誤を裏で繰り返しています。
常に研究する気持ちをもって、VTuber活動を楽しんでいきましょう！
VTuberを始めるために必要な機材と相場
機材①：PC
VTuberを始めるにはPCは必須の機材と言えます。
配信だけでなく動画編集やゲームをするのにも必要になります。
今回はVTuberデビューに必要なPCのスペックと相場をまとめておきました。
どのくらいの予算が必要なのか、事前に確認しておきましょう。
| PCの推奨スペック | CPU：i7以上 グラフィックボード：RTX3060以上 メモリ：16GB以上 |
| 相場 | 15万円～ |
VTuberデビューするなら、CPUは最新世代i7以上を選びましょう。
グラフィックボードはRTX3060以上を目安に、メモリは16GBが必須になります。
VTuberデビューに必要なパソコンのスペックは高めであり、費用も高額になります。
おおよそ15万円以上はすると考えておきましょう。
ただし、今回紹介したPCスペックはあくまで推奨です。
配信のしやすさは劣るものの、最低限のスペックでも配信自体は可能です。
VTuberデビューに必要な最低限のスペックは、下記の記事で詳しく解説しています。
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機材②：マイク
VTuberの配信で重要となるアイテムとして、マイクが挙げられます。
マイクの相場は5,000〜30,000円ほどが目安です。
マイクは配信の音質に関わるので、安いマイクを使うと音割れなど視聴者が嫌がる症状に繋がる可能性が高いです。
特にVTuberは声質・音質の良さも人気に関わる要因と言われています。元々の良さもありますが、音質が良いと聞き心地も良くなる傾向にあります。
VTuberとしてファンを集めたいなら、マイクは必ずこだわりましょう。せっかくのカワボやイケボもマイクで台無しにしてはいけません。
おすすめマイク①：Razer Seiren Mini コンデンサーマイク RZ19-03450100-R3M1
安い価格帯でありながら高い音質が魅力のマイクです。
音質がクリアなので音割れもしにくく、コンパクトな設計なので携帯性もあります。
シンプルで高性能なマイクが欲しいという方は、購入を検討してみましょう。
おすすめマイク②：Audio-Technica AT2020
Audio-Technica AT2020は、XLR接続のコンデンサーマイクで、高品質な音質を提供できるマイクです。
数多くのVTuberが愛用している人気のマイクです。
VTuberやゲーム実況者にとって、高品質な音声は不可欠です。クリアで雑音のない音声は視聴者とのコミュニケーションを強化し、コンテンツの魅力を高めます。この記事では、VTuberやゲーム実況者向けにおすすめのマイク5選を紹介します。これら[…]
機材③：マウス・キーボード
VTuberを目指すなら、マウスとキーボードは良いものを選びましょう。
マウスとキーボードの相場は5,000円〜10,000円ほどです。
VTuberの視聴者からすると全く影響のない機材ですが、マウスとキーボードが使いにくいと配信作業でストレスが溜まりやすくなります。
ストレスが溜まると配信にも影響がでてしまうかも知れません。
快適な配信環境から面白い配信は生まれると考えています。
ぜひ自分にあった、機能性の高いマウスやキーボードを選ぶようにしましょう。
おすすめマウス
Logicool SIGNATUREは、高機能でありながら安い価格を実現したコスパ重視のワイヤレスマウスです。
特に独自のSmartWheelは、マウスを勢いよく回すと高速スクロールに切り替わる性能をもっています。
例えば長い文章などを一気にみたい場合に役に立ちます。
コスパの良さだけでなく、生産性を向上させる独自のSmartWheelに興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめキーボード
Logicool ワイヤレスキーボード K275は、8つの便利ショートカットキーを搭載しており、パソコン操作をより快適にしてくれます。
キーボード自体の打感の良さも好評であり、PC作業をする方もストレスなく使用できるメリットがあります。
高い機能性のあるLogicool ワイヤレスキーボード K275に興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
機材④：モニター
快適な配信をするなら、PCモニターも慎重に選ぶ必要があります。
PCモニターの相場は10,000円〜50,000円ほどになります。こちらはサイズによって金額に大きな幅があります。
小さい画面サイズのモニターでも配信できない訳ではありません。ですが、モニターが大きくなるほど作業効率が大幅に上がります。
特にVTuberは配信ソフトに加えて、ゲーム画面など同時に様々なソフトを起動させる場合が多いです。
快適に配信するためにも、できるだけ大きめのPCモニターを選びましょう。
具体的には24インチ以上のPCがおすすめ。標準よりも大きめで値段もそこまで高くありません。
できれば2台用意して、さらに作業しやすい環境を作っていきましょう。
おすすめモニター：ProLite XUB2595WSU-B5
ProLite XUB2595WSU-B5は、単に大きいサイズのPCモニターではありません。
狭額縁パネルを採用を採用しており、すっきりした画面でPC作業することができます。また昇降機能や90℃角度を変えられるピボット機能もあります。なので自分の好きな角度にモニターを変えられるのも魅力ですね。
画面の見やすさが好評のProLite XUB2595WSU-B5に興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
機材⑤：ゲーム機
VTuberとゲーム実況はセットのようなものです。なのでVTuberデビューするなら、ゲーム機を用意しておきましょう。
VTuberのほとんどがゲーム実況をしており、誰でも出来てファンも獲得しやすいコンテンツなのでおすすめです。
ゲーム機の相場は30,000円〜50,000円ほど。今ではswitchやPS5などを用意しておけば、大抵の人気ゲームはできるはずです。
ゲーム機は必須の機材ではありませんが、VTuberの登竜門でもあるゲーム実況に使わざるを得ないので、最初の段階で購入をおすすめします。
とはいえPCゲームでも十分な場合もあります。最近ではPCやswitchなどの複数のデバイスで出来るものが主流であり、PCでできるなら必要ないとも言えます。
ゲーム機の購入は、自分がしたい配信スタイルに合わせて決めると良いですね。
費用を抑えてVTuberを始めるコツ
コツ①：スペックは最低限で抑える
費用を抑えつつVTuberデビューするコツは、最低限のスペックのPCを選ぶことです。PCはスペックが良くなるほど、値段も高くなります。
よく言われている推奨スペックは、余裕を持たせたハイスペックで設定されていることが多いです。なので若干引くスペックでも配信自体はできる訳です。
アドバイスとして、最低限のスペックの少し高めぐらいが丁度良いかも知れません。値段も抑えられますし、スペックも十分足りているからです。
VTuberデビューに必要な最低限のPCスペックは、下記の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
【内部リンク：Vtuber PC スペック 最低限】
コツ②：最初は2Dデザインにする
VTuberデビューで費用を抑えるなら、キャラクターデザインを2Dで行いましょう。
VTuberのキャラクターデザインは、2Dと3Dのパターンがあります。3Dだと専門知識が必要であり費用もかなり高めの傾向にあります。
参考までに大手VTuber事務所の3Dモデルの制作は、1000万以上のコストが掛かっていると言われています。
このような高クオリティの3Dモデルは流石に作れないと思うので、まずは手軽にできる2Dのキャラクターデザインから制作しましょう。
VTuberが軌道に乗ってから、3Dモデルを作成しても良いかも知れません。また2Dと言えど十分配信が成り立つクオリティを作れます。
もし2Dのキャラクターデザインが自分で作れない方がいましたら、外注で作成してもらうのがおすすめです。
モデルの外注の方法は下記の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
【内部リンク：Vtuber モデル 作り方 購入】
コツ③：定期セールのある販売サイトでお得に揃える
PC販売サイトによっては、お得に購入できるセールを行っている場合があります。
セールを活用すれば高額なPCも、費用を抑えて揃えることができます。
ただしセールは毎日ある訳ではありません。タイミングによってはセールが実施していない可能性もあるので注意しましょう。
またPC販売サイトは慎重に選びましょう。
安心してPCで購入するためにも、口コミで評判が高く大手PC販売サイトでPCを購入するようにしましょう。またセールが定期的に実施しているのかも、注目すべきポイントですね。